チェース・チェン
「デイジー」版画 ”Daisy” Print on Paper
「デイジー」 "Daisy"(CC002)
技法 | 紙にシルクスクリーン版画、額装品。 |
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イメージサイズ | 60x81cm |
額縁サイズ | 約90x109.5㎝ |
額仕様 | 額色:銀系色。 マット色:オフホワイト。 |
限定数 | 150 作家直筆サイン入り。 |
- この作品は黄袋に包んだ作品額を差箱に入れてお届けいたします。
Chase Chen チェース・チェン
【プロフィール】
1959年 上海に生まれる。Shanghai Children’s Palaceで9歳のときに初個展。
1976年 上海芸術学院に入学。ヨーロッパから来た教授陣に欧州絵画の技法と伝統を学ぶ。
卒業後、上海交通大学で教鞭をとる。
1985年 母親のペンシルバニア大学病院留学を機にアメリカに渡り、移住する。
アメリカ国籍を取得し、ロサンゼルスの近郊に居住している。
主な個展: Morosstudio California, Ninafrost Gallery Santa Monica
FORUM Gallery,New York, FOFA Gallery,New York,
Claire Oliver Fine Art,New York,
上海市美術館、他。
米国、中国に熱心なコレクターがいるので、最近の個展の開催はない。
【作品の特徴】
チェース・チェンは、制作に取り掛かる前に対象に対して抱く感覚や想いを、深く掘り下げて見つめます。彼の作品は、描こうとしているものが発している情感などを、その深みまで目に見えるように描き出すことで美を成り立たせている芸術であるといえます。したがって、作品を観るときに受ける深い感銘は、描かれている対象の中核がまさにそのようにしか存在していないと自然に身体全体で感じられるところから立ち上ってきます。さらに、個と個の関係の不確かさを無意識に感じさせる空気が描かれているように見えるところにも、この作家の個性を強く感じることができます。存在の確かさと関係の不確かさ。チェース・チェンの作品は、私たちが普段胸にしまっているかもしれない感覚を目に見せてくれるリアリティを有し、それが直接身体で感じられるような衝撃性を持って迫ってきます。これはひとえに作家の傑出した才能で、リアリズムという古典的スタイルを採用しつつ、その写真的ではない作品で十分に現代的なリアリティを表現しているからです。そこにこの作家の成熟性があるように思えます。