8月, 2019年

2019年8月17日

2019-08-17
昨夜は、心配していた台風10号の影響も殆ど無く、蒸し暑い中にも少し涼やかさを感じる今年の8月16日、京都五山の送り火の宵でした。
鴨川の河原を急ぎ足で北に歩く人も多く 出町柳付近は特等席になっているようでした。川沿いのホテルやマンションの屋上などにも観覧席が設けられているようで、夕暮れの薄明りの残る西の空を背景に人影が揺れるように、目に入って来ました。
定刻午後8時、ゆっくりと橙色の塊が拡がって行き、気が付くと大の字が揺れながら眼前に画かれ、少しして左回り、東から北、北から西の方向に「妙法」「船形」「左大文字」に点火され、それぞれが焔の塊の相を見せながらそれぞれの形となって京都の夜空に映えて行きました。
最近は京都にもマンションが増え、消灯されない外階段の電灯やスーパーのネオン看板などが気になって、山肌に大きく画かれている焔の印に気持ちが引き込まれにくくなりましたが、それでもしばらく見つめているうちにこの大宇宙の中に命を授かって存在している自分と、その自分を存在させている無数の存在を感じることができました。それらは今生きているのかどうかは分かりませんが、確かな存在として感ずることができました。この地で感じるこのような意識は、大都会では感じられないように思います。
京都の夏は大層暑く、慣れない方には大変だと思いますが、機会があればこのような時間を体験されてみることをお勧めしたいと思います。
また、もう一つの京都の夏の関心行事である「祇園祭山鉾巡行」と同じく「五山の送り火」も、それぞれ有志の人々によって、実行、継承されているそうです。これも興味深く、心地よい事だと思っています。
(写真・文章:アルテ 田村彰男)

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2019-08-01

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